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手書き文書の電子文書化サービス 何と1,000文字でたったの20円。その安さの秘訣とは

1 名前:名無しさん[] 投稿日:2013/12/18(水)
20XX年。企業はありとあらゆる情報を電子化しビッグデータとして分析・応用していた。
そんな最中、ある一企業が超格安電子化サービスに乗り出していた。
その広告の文字には
「あなたのオフィスに眠っている手書き文章を電子化してみませんか?業界最安値1000文字20円で承ります。」
大手PCメーカーNPHの社員である新居都はリストラ部屋の中でその広告を発見した。
彼に与えられた業務は手書きアンケートの入力業務である。1日狭い部屋で1人黙々と打ち込み続けている。
元々はカスタマエンジニアとして働いて居たが、データのバックアップ時に誤って10TBのHDDを落としてしまい
リストラ部屋へ左遷された経緯がある。
2 名前:名無しさん[] 投稿日:2013/12/18(水)
「1000文字20円か。。。アウトソースすれば俺はこの時間に別のことが出来るな。。。」
しかし新居都は疑問に思った。何故それほどの低価格で電子化できるのか。まさかJPEG等画像ファイルにするだけでテキストファイルとしては保存できないとかか?
しかしリストラ部屋で悶々と仕事をするよりはマシと、新居都はあまり考えず書かれていた番号へ電話をかけた。

3 名前:名無しさん[] 投稿日:2013/12/18(水)
なげえよ!!
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4 名前:名無しさん[] 投稿日:2013/12/18(水)
「あのアンケート用紙の電子化とかも出来ますか?」
「承ります。紙データの高画質スキャンのデータもしくはアンケート用紙を弊社の方までお持ち出来ますか?」
「個人情報なので持ち出しは出来ない。実は会社に隠れてアウトソーシングしようと思ってるんだ。」
「かしこまりました。ではスキャンデータを暗号化して弊社の指定するサーバーまでアップロードお願いします。」
「わかった。」
新居都は早速データを送った。リストラ部屋にあるアンケート用紙はダンボール2箱分、重さにして20キロはある。
スキャンするだけで1週間ほどかかったが、それでこの業務をサボれると思えば楽な代償だった。
5 名前:名無しさん[] 投稿日:2013/12/18(水)
データ化し、自分で持ち込んだモバイル通信端末とPCを繋ぎファイルをアップロードする。
DVD-ROM2枚分、約8GBのjpegデータを30分かけてサーバーへ送った。
新居都の元へ電話が来た。「承りました。処理が終了次第一斉にデータを送りますか?それとも小分けにしますか?」
「小分けで頼む。」
「かしこまりました。」
料金の支払いは口座引き落としだった。1日約500円ほどが引き下ろされている。
自分が入力すると1日50枚程度だったが、委託すると10倍の500枚ほどずつ処理してもらえた。
新居都はもしかして、上海や大連と言った日本語産業が盛んな国にアウトソーシングしてるのかと思ったが
そうではないらしい。中国は2015年、2020年と段階的に最低賃金を上げてきた。今では日本人の賃金とさほど変わらなく、日本語分野においてのアウトソーシングはほぼメリットがなくなりかけていたのだ。
OCRの技術は活版印刷の分野に置いては飛躍的進歩を遂げたが、手書き文書に限ればそれはさっぱりなものだった。
だとすると、誰か人が?
まさか最近話題の人工脳搭載コンピュータが完成したとか?
それもないだろう。そんな歴史的な発明をしていたらこんなところで小銭稼ぎをするわけがない。
新居都は煮え切らない思いもあったが、仕事が早く終わる喜びを存分に味わっていた。


6 名前:名無しさん[] 投稿日:2013/12/18(水)
新居都は暇な仕事の合間にネットサーフィンをする時間が増えた。
RSSリーダを使い1日のほぼ全ての時間をネットに費やしていた。
ある時新居都は数ヶ月前のネット記事を見つけた。
「IT新興企業がアメリカの人体冷蔵に関する企業を買収」
人体冷蔵とは、死後の人体を瞬間冷凍することによって
将来蘇生技術の進歩と共にその肉体を再生しようとする試みだ。
技術的には30年ほど前から存在するが、昨今の医療分野の発展がきっかけで
ここ数年ブームなのだと言う。
「へえ、何かITと関係あんのかな」

 次の日新居都はマネージャーに呼び出された。
「仕事は順調か?」
「ええ、慣れもありましていつもより多めに処理出来るようになりました」
「それは良かった。だが今回呼んだのは悪い知らせだ。何か心当たりはあるか?」
「えっ?どのような要件でしょうか?」
「ふざけるなっ!」
マネージャーが紙を持ってそれを机に叩きつけた。
その音はエリア一体に響き渡り、オフィス中に知れ渡ってしまった。



7 名前:名無しさん[] 投稿日:2013/12/18(水)
「なんだこのふざけた仕事っぷりは」
そこに書かれていたのは外注したアンケート用紙の印刷したものだった。
用紙のところを見ると「死にたい。ここで強制労働させられてる。誰か助けてくれ。」
と書かれていた。
「君嫌がらせかね?元はといえば自分のミスで移動させられたんだろう。クビにならなかっただけありがたいと思え。なのに何だこの仕打ちは?本格的にクビになりたいのか?」
新居都はその場で平謝りしたが、説教はその後2時間もフロアに響き渡った。
怒り心頭の新居都はすぐ外注先の会社に抗議した。
「申し訳ありません。担当した社員にはキツい処分を下しておきます。料金は返金させてもらいますのでどうぞご内密にお願いします。」
新居都はまだ怒りが収まらなかったが、外注をチェックしなかった自分にも過失があると思いそれ以上は咎めなかった。

続きは気が向いた時に書きます。需要が無くても書きます。ニートは暇なんです。チャンチャン

人体冷凍 不死販売財団の恐怖

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